【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊤

「じゃぁ私はこれからバイトだから、また明日学校でね~」


そう言った美菜は学生が溢れかえる駅の方に向かった。


「…さて、じゃぁ俺も帰るかな~2人の邪魔したら美菜に怒られそうだし~じゃぁまた明日学校でな~」


ひらひらと片手をあげた悠士は美菜とは逆方向に帰って行く。


5時過ぎのこの時間。日が長くなった最近ではまだまだ辺りは明るい。


「…今からどうする?」


「…俺の部屋来る?」


「えっ…と…じゃぁちょっとだけ?」


こんな微妙な時間からどこかに行く気にはなれなくてそう言った俺に彩音は少し頬を赤らめて答えた。


「じゃぁ行くか」


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