【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊤
「あ〜…美菜のせいかも、な?」
「美菜?なんで美菜なんだよ?」
「あ〜…びっくりするかもだけどちゃんと聞けよ?」
そこでいったん言葉を切る悠士。
何んだよ?
さっさと言えよ。
ニヤリと笑うだけの悠士はまだ話す気がないのか…
もったいぶって中々言わない悠士の言葉を俺は溶接しながら待った。
「俺美菜と付き合う事になったから。だから性格うつったんじゃね?」
「は?……って熱っ」
悠士の話にびっくりして思わず手元が狂う。
溶接で溶けた金属が手に当たった。
…ありえねぇ。
「何やってんの…」
そんな俺に悠士は呆れたように呟く。