【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊤

「…つうか、いつから!?」


んな話初耳なんだけど。
水道で手を冷やしながら悠士を見れば腕を頭の上で組んでだらだらと俺について来てた。


「柾樹達が付き合うちょっと前?」


俺らより前かよ!
しかもなんで疑問系なんだよ!突っ込みたい事はいっぱいある。けれどもまずは

「なんで言わなかったんだよ」

それが一番だ。


「なんか柾樹達揉めてたし…言い出しにくいっつーか…」


「…悪ぃね」


…そこ言われたらもう何も言えない。


「あ!美菜もまだ彩音ちゃんには言ってないらしいし自分で言いたいらしいから言うなよ?」

少し苦笑い気味の悠士はハッとしたような表情を見せた。


「わかった。てか俺保健室言ってくるわ」


火傷した指を悠士に見せれば痛そと顔をしかめていた。。


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