【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊤
携帯電話
彩音Side
昨日柾樹が帰ってから私に連絡が来ることはなかった。
それも自業自得なのかもしれない…。ちゃんと相談しなかった私が悪いんだから…
それでもちゃんと話さないとダメだよね…?
朝起きてまず柾樹の部屋に行くことにした。
誤解を解くために。
ピンポーン
インターフォンを鳴らしてドギマギしながら少し待てば、すぐに柾樹が出てきた。
「おはよ…あの話があるんだけど…昨日の事で…」
「…とりあえず入れば?」
「あっ!うん」
少し低い声。
けれど部屋へ入れてもらえて心は少し浮上した。