【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊤

「彩音!もう隠し事はナシよ。苦しんでいるならちゃんと相談して。力になるから!」


私は真剣に彩音の顔を見て言った。
ちゃんと言ってくれなきゃわからない。
伝わらない。
それはもう、十分にわかったでしょう?



「…私…携帯が怖い…」


彩音は震えながら自分の携帯を私に差し出した。


私はその携帯を手に取る。
…何?



「…メールの…受信ボックス、見てみて…」


そう言った彩音は再びテーブルに突っ伏した。


「な…に、コレ…」


私は受信メールを見て目を疑いたくなった。


< 207 / 326 >

この作品をシェア

pagetop