【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊤


その日は家族4人で夜ご飯を食べていっぱい話しをした。


家族で食べるご飯はとても美味しくて久々にちゃんとご飯が食べれた気がした。


優しいお父さんも。
ちょっと強引なお母さんも。
意地悪なお兄ちゃんも。


みんな変わってなかった。




「彩音ちょっといい?」


部屋でゴロゴロしているとノックもなしにお兄ちゃんが入ってきた。


「…どうしたの?」


「彩音はいつまでこっちいんの?夏休み中?」


お兄ちゃんは私のベッドに腰掛けた。
お風呂上がりなのかな?髪が濡れてる。


ポタポタと毛先からベッドに水滴が滴り落ちる。


「まさか…夏休み中ずっとはいないよ…」


バイトもあるしね。


「ん〜1週間くらいかな〜?なんで?」


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