【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊤
時間は4時になり、私の休憩時間になった。
「ふぅーっ」
夏休みだからかお店には若い人達が多くで昼間でも夜並に忙しかった。
久々なのも相まって、ちょっと疲れた私は仮眠をとるために事務所の奥に行く。
そして無意識に携帯を開いてしまった。
もちろん、着歴はゼロ。
メール受信もゼロ。
これが普通。
これが当たり前。
…これが今の私の日常。
ほっと胸を撫で下ろす自分が少し嫌。
怯えなくはなったといえ、まだ少し怖い携帯はその日マナーモードになっていた。
私の後遺症。
本当は、そんな確認なんてしたくない。
いつか治って欲しい。