【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊤
「……ハイハイ」
柾樹は美菜を軽くあしらって、私の方に来た。
「お前いつまでここに突っ立ってんの?」
未だに玄関で真っ赤になって立ち尽くしている私の後頭部を小突いてリビングの方に引っ張っる。
「さぁ~飯にするかぁ~
コンビニだけど、好きなのとっちゃて!!!」
リビングのテーブルの上に広がった大量のおにぎりやパン、それにコンビニ弁当を指差して悠士君が言う。
私はそこからおにぎりを一つ取った。
「彩音少な~いっ!!それだけ?あんたいつも少食だよね」
美菜が私の手にあるおにぎりを見て言った。