【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊤
柾樹はげんなりした瞳で美菜を見た後悠士君を見る。
その目は“どうにかしろ”と言っているよう。
「まぁ、美菜はこういう奴だから諦めな」
悠士君は柾樹の肩をポンっと叩きながら慰めの言葉をかけていた。
私と柾樹が結ばれるのはまだ先の話みたい。
今は少し不安があるけど、いつかきっと、安心して柾樹とひとつになれると思うの。
だから、もう少しだけ待っててね?
その時が来るまで。