【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊤
彩音side
先生が教室に入ってきてそれぞれが自分の席に着く。
…と言っても後ろに美菜、ななめ前に悠士君、そして隣には柾樹。
どうやら朝柾樹は新入生代表の挨拶の為にいなかったらしい。
「おっし今日はとりあえずこれで終わりだ!」
必要事項を告げた先生が教卓によかかって話す。
それぞれが席を立ち始めて私もこれで初日は終わり〜と思って席を立とうとした。
「ねぇ今日帰りに4人で遊んで帰らない?」
後ろにいる美菜が私の腕を掴んで制止してきた。
「…私は良いけど…」
柾樹バイトしてるとか、お金がないとか言ってたよね?
少し考えて私はちらっと柾樹を見た。
「……夕方までなら大丈夫だけど」
柾樹は携帯に視線を落とすだけで、こちらは見ずに答えた。
「じゃぁ決定ー」
いきなりこっちを振り返る悠士君の声にビクッと肩が跳ねたのは言うまでもない。
先生が教室に入ってきてそれぞれが自分の席に着く。
…と言っても後ろに美菜、ななめ前に悠士君、そして隣には柾樹。
どうやら朝柾樹は新入生代表の挨拶の為にいなかったらしい。
「おっし今日はとりあえずこれで終わりだ!」
必要事項を告げた先生が教卓によかかって話す。
それぞれが席を立ち始めて私もこれで初日は終わり〜と思って席を立とうとした。
「ねぇ今日帰りに4人で遊んで帰らない?」
後ろにいる美菜が私の腕を掴んで制止してきた。
「…私は良いけど…」
柾樹バイトしてるとか、お金がないとか言ってたよね?
少し考えて私はちらっと柾樹を見た。
「……夕方までなら大丈夫だけど」
柾樹は携帯に視線を落とすだけで、こちらは見ずに答えた。
「じゃぁ決定ー」
いきなりこっちを振り返る悠士君の声にビクッと肩が跳ねたのは言うまでもない。