【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊤
「今日から隣に引っ越してきた榎並柾樹です」
とりあえずここに来た目的を果たすために小包を差し出した。
すると女がはっとした表情を浮かべたと思ったら部屋の奥に引っ込んでまたすぐに戻って来た。
どうやら向こうも越して来たばかりらしかった。
しかも何故か俺を大学生だと思ったらしかった。
んな老けてねーよ。
しばらく玄関で他愛もない話で盛り上がった。
見ず知らずの他人と何玄関先で話込んでんだって思っていると
「一緒にご飯食べに行かない?」
彩音は名案思い付いたかの様な顔で言って来た。
この時何故か、彩音ともっと話したいと思った俺は気がつくと"いいよ”と答えていた。