purelove
今日は、部活の日のはず…。絶対にグラウンドにいるはず。


あっ、いた。やっぱり大翔はかっこいいな。


夕日の中でボールを蹴る姿が輝いて見えた。



大翔が気づいた。

「おーい。美悠。どうした?何でそんなとこでつっ立ってんの?こっちおいでよ。」


と声をかけた。

私は大翔のもとにタオルを持って歩いて行った。汗をかいて笑顔で立ってる大翔はめちゃくちゃカッコよかった。



私はドキドキしながらもこう切り出した。

「あっ、あのさ…この後、時間あるかな?話があるんだ。」



大翔はにこっと笑って頷いた。


それから

「今から着替えてくるから待ってろよ?」


と言って私の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。



それにびっくりして私はその場から5分ほど動けなかった。
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