びたーびたーちょこれーと。
というわけで今日は長月の家に来ていた。
タイミング良く、長月の家族はいなかった。
「冷やし中華食ったなーw
冷やし中華食う度に思い出すもん」
長月が冷蔵庫を開けながら笑う。
「そうだねw懐かしい!」
長月に差し出された麦茶を一口飲み、楽譜に目を移した。
「また書き込みがすげぇなー」
「この曲ほとんど4つの和音の連なりだからドレミ書き込まないと覚えられなくて」
「まぁ確かになー。どこまで弾ける?」
「最後のトリル以外は…」
「じゃあ俺の出番はトリルだな?」
長月は私から楽譜を取って、2階へ行った。
私もそれに着いて行った。