びたーびたーちょこれーと。
俺と水無月は夏休み以来話さなくなった。
クラス違うし、お互い忙しかったから。
合唱コンクールは俺が3年連続伴奏者賞を取った。
クラスみんな喜んでくれたけど、俺はやっぱ……。
なんて考えながら、お菓子を適当に取った。
「おえー!!!」
睦月が何故か吐く真似をしていた。
水無月はとりあえず少し不機嫌な顔をしているように見えた。
「番長怒らせちゃやばいぜっ」
俺が言うと、水無月が目をキラキラさせて俺を見た。
「何食べてるの!?」
「チュッパチャッ**だけど?」
「どこにあるん??!!!」
「あああっち…」
水無月は俺が指差した方に行った。