びたーびたーちょこれーと。






少しずつ、水無月が近くなる。

吐息を感じる。



唇が、近付く……………。



――――少しだけ、触れた。


「ふーっ!!!」

みんなが盛り上がり、水無月はもう顔が真っ赤になっていた。


「み、水無月、ごめん…」

「なんで謝るの…?別に…嫌とか言ってない…し」


水無月は顔を抑えながら言った。



(嫌じゃない!!?マジでか!!!)


「ほら、望夢も水無月も次行くぞー」

師走が言って、缶から割り箸を取った。



「王様だぁっ」


水無月が企み顔で割り箸を見つめた。



「4と6が、じゃがりこでポッキーゲーム、3が撮影」


反撃してきた……!!






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