びたーびたーちょこれーと。






そして、2日後。


「以上、117名。」




卒業式が、終わった。

合唱の伴奏を弾いたが、みんな泣いていたのが歌声で分かった。

俺も、泣きかけて必死に平然を装った。




卒業式後、寄せ書きを書いてもらおうと師走とクラスを回っていた。


すると水無月と睦月に会い、寄せ書きを書いてもらうことになった。



「ちょっと師走!!あんた字がでかい!!!」

「俺様の華麗な字で埋めてやるぜっ」

「俺の書くスペース少なっ!」



こんなやり取りも最後なのかと思うと、悲しくなった。






< 126 / 148 >

この作品をシェア

pagetop