びたーびたーちょこれーと。






「「じゃあな」」


渡井と師走は昇降口を出て行った。



(留夏遅いなぁ…)


何気なく携帯を開くと、メールが来ていた。



FREEからで、ひとことにコメントがついたという通知メール。

コメントの相手は椿本だった。



『マジか(^w^)ウケる(笑)』


いちいち文章が可愛い椿本のコメントに顔が緩んだ。



「なに笑ってんの?」

留夏が携帯を覗き込む。


「あ、なんでもっ」

コメントの返事は後回しにして、留夏と学校を後にした。



家に着いて、しばらくコメントで椿本と会話を続けた。

意外に楽しい。


私はFREEにハマった。






< 135 / 148 >

この作品をシェア

pagetop