びたーびたーちょこれーと。
「あいつらも一緒にお祭り回るか」
正樹が提案。
「まぁどっちみち会うだろ」
卯月も携帯を弄りつつ賛成した。
卯月が携帯を弄っている理由は、霜月を呼び出すため。
「霜月なんだって?」
「あー『遅れるから先に行ってて』だって」
「マジか…あ、電車来るぜ?」
俺達は駅のホームへ走った。
電車に揺られながら卯月や正樹の高校の話を聞いた。
「師走と水無月さ、高校でも口喧嘩ばっかしてるから有名だよ」
正樹は笑いながら言った。
「そんなに派手にやってんの?」
卯月が聞いた。