びたーびたーちょこれーと。
「中学の時とさほどわかんねぇよ
ま、喧嘩するほど仲が良いなんて言うし
2人付き合ってるって勘違いされてるくらいだよ」
「すげぇなマジw」
水無月はなんだかんだ師走と仲が良いからな。
その場に居合わせられたら楽しいんだろうな。
少しだけ中学が恋しく感じる。
駅に着いて暫し水無月や睦月と話していた。
若森はずっと電話しているし、水無月と睦月もそれをチラチラと気にしていた。
「なんかあったんかね」
正樹がチラ、と若森を見る。
「まぁ女子なんて面倒なもんだよ」
「でも水無月と睦月は面倒なの嫌ってるし、どうかなるだろ」
卯月は携帯を見つめながら言った。