びたーびたーちょこれーと。
「暑いなぁ…」
長月が汗を拭いながら空を見る。
「空の色が濃いねー」
うちも空を見る。
真っ青な空に、真っ白な入道雲。
そのあと話が弾み、15分歩いて長月ん家に到着した。
「どーぞ、暑いけど」
長月に言われ、玄関に足を入れる。
長月ん家は一軒家で、大きいし綺麗だ。
「お、お邪魔します…」
長月の匂いがする。
「ピアノは俺の部屋にあるんだけど…、その前に飯だな」
長月はエアコンを付けた後、冷蔵庫を見る。
「水無月、冷やし中華食べようぜ?」
「あ、いいね」