びたーびたーちょこれーと。






「少し休憩にするか…」


俺が言うと、水無月が頷いて立ち上がった。



と、水無月が突然顔を真っ赤にしてしゃがみ込んだ。


「水無月!?どうした?」

具合悪いのかと思ったが、水無月が指差す方を見て、俺は固まった。



(トランクス出しっぱーーーーーー!!!!!!!)


「わわわわわりぃ!見苦しいもんを!!!」


「いやいや、うちが突然上がり込んだからいけないんだよ…」


水無月はまだ顔を真っ赤にして正座した。



「いや、俺が片付けてないのが悪いんだよ…」


しばらく、部屋にはエアコンの機械音だけが響いていた。






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