びたーびたーちょこれーと。
正直、好きなのか分からなくなっていた。
一時的な勘違いか…勢いとか。
なんかそんな気がしてならないのだ。
でも、目はいつも水無月を追っている。
俺の目に映る水無月は、師走に話し掛けられていた。
「ふぅ…」
師走は、水無月を好きなのだろうか。
師走は睦月を好きって噂もあるけど、水無月を好きだということも有り得る。
学校が始まったら、俺はどんな顔で過ごせば良いのだろう。
気になる人が出来た夏。
そんな季節は、そろそろ去ろうとしていた。