びたーびたーちょこれーと。
当たり前だ。
長月が教えてくれたんだもん。
受からなきゃ失礼じゃない?
また千咲と長月の話に耳を傾けた。
「水無月、去年自由曲の伴奏凄かったしな」
「でも未琴ちゃんは自分の中じゃ最悪って…」
「あれは水無月は悪くねぇの
指揮が速まったんだ」
長月はまるで私を庇うかのように千咲に話した。
思わず首を突っ込みたくなった。
「よく覚えてるね!そんなに」
うちが長月の背後から言うと、案の定長月はビックリした。