びたーびたーちょこれーと。






「きゃーっ望夢すごーい!」

「ね、もっと弾いてよ!」


周りに女子が居ること。

きゃーきゃー騒いじゃってさ。


今まで見向きもしなかったじゃない。



……何イライラしてんのかな。



別関係無いのに。




ダメ、気になる。


本当は、私にだけ見せてほしいの。

         カ オ
…………長月のあの表情は…。

ピアノを弾いてる長月は物凄くかっこいい。

だから、誰にも見せて欲しくない。



でもきゃーきゃー言ってる女子の1人にはなりたくない。




もう……訳が分からないよ…。



そんな悩み続けていた1ヶ月後、私は師走に告白された。






< 61 / 148 >

この作品をシェア

pagetop