びたーびたーちょこれーと。
集合場所には既に女子は集まっていた。
「あ、おはよー」
睦月が手を振った。
俺達も軽く手を挙げ、傍に駆け寄った。
「寒いねー」
水無月が手を擦りながら言う。
「でも晴れたから良かった」
卯月は睦月の首に手を当てた。
「っやーっ!!!!ゆーこ!冷たい!」
睦月もやり返し、きゃっきゃとはしゃいだ。
「ふぅ…」
苦笑いしながら水無月は2人を見つめていた。
『では、よーい、スタート!』
先生の声で一斉にスタートした。
と言ってもグループごとに少しずつずらしてスタートした。
俺達のグループは1番最初だった。