びたーびたーちょこれーと。
「卯月はラバー買った?」
「あぁ。良いの見つかったよ」
卯月は素っ気ないけど良い奴なんだよな。
「なんか食ってくかー☆」
「ラバーよりそっち目当てだろw」
「あ、ばれたかw」
デパートのフードコートで食べた後、帰るかと出口に向かって歩いていた。
と、何だか聞き慣れたような騒ぎ声が聴こえた。
さらに歩くと声は大きくなってきた。
そしてまさにその騒ぎの所まで来た瞬間、何かが俺の額にヒットした。
「??!!」
俺は何が何だか分からずその場によろけ倒れた。
「ご、ごめんなさい…って長月!」