腐れよ乙女
原稿0~高校入学ktkr~
初めての登校は、とてもドキドキした。
私が通うM高校は電車通学で、定期券は入学前に買ったけど方向音痴でも大丈夫なのかと。

でも、M高は田んぼの中にあるから電車内は大半M高生徒ばかり。
駅から先輩達の後ろをついていけば着いていた。
入学初日は下駄箱すら靴を出すのに手こずる。
クラスを確認して教室に入れば、色んな人がいた。

そんなことすらどうでもいい私は指定された席に座って教室を眺めていた。

中学からの友達と思わしい人は会話をしているが、私には友達はいない。

中学は黒歴史である。
いじめられて耐え抜いた二年間、友達は「漢字」のみ。
いかにクラスのキチガイをグロテスクに殺すかという妄想をして生きてきた。
それはさておき、本日の予定は入学式→三教科テスト。

紙切れで私という人間が分かるならやってみるがいい。

〜〜〜〜〜

数日後、数学が35点で返ってきた。
無論100点満点中だが、数学は私の人生に要らないから仕方ない。

席が斜め前ののぞみと、隣のユキちゃんと友達になった。
のぞみはとにかく細くてしゃべり方からして頭がいいし、私みたいなオタクに理解がある。

ユキちゃんは可愛くて元気でよく寝てる。
その二人から友達が増え、EXILE大好きミワちゃん、いじられキャラのダブル美咲が加わり大人数で行動していた。

例えば、私は間食(常に何か食べてないと強烈な腹の音がなる)でロールケーキみたいな菓子パンを大口で食べていた時。

鐘が鳴るか鳴らないかギリギリでラスト一口、入るか入らないかで頑張って上を向いて重力を利用して?食べた。

それを見てユキちゃんとのぞみは呆然、ダブル美咲は私の口の周りにクリームがついているのを指摘、ミワちゃんが「かなちゃん可愛い!」と言ったり。

これが友達か、と思った。
あまりにも久しぶり過ぎて定義が分からなくなっていたみたいだ。

少しずつ高校生活に慣れ始めた頃、部活入部の話をされた。

〜〜〜〜〜
これは、私が腐女子として高校生活を全うするノンフィクションの物語。

これから先の話はこんな真面目に話は進まないからご注意を…
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