出会い系DE愛
『ゆり、ひっさしぶり~。子どもはまだかいの?』



私とは対極的な、明るい声が飛んできた。



彼女は私の高校の同級生だった。



跳ねっかえりの性格で、よくいたずらをしては友だちからも先生からも叱られている子だった。



古典的ないたずらである、教室のドアに黒板消しをはさんで、担任を怒らせたのも今は昔だ。
< 121 / 198 >

この作品をシェア

pagetop