出会い系DE愛
案の定、8分後にはトモミは家の前で車を停めていた。



私は母親に「ちょっと出かけてくる」と言い、何か言いたげな親を振り切り、家を出た。



「よっ。久しぶり。あら、ちょっと痩せたんじゃない? ってか、痩せこけた? やつれてる? って感じ」



「あなたは相変わらずね」



大学生と見まがうような童顔で、きらきらとした目をしている彼女は変わらなかった。
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