出会い系DE愛
身の回りに関しては、兎角うるさいのだ。



どうせ出勤しても、白衣を羽織るのだから、小さな皺ぐらい目立たないと思うのに、だ。

会話の少ない食卓を終えると、私は旦那がソファに寝転び、新聞を読み始めたのを見計らって、やっと携帯を手にした。



『お昼何食べた? 俺は毎度の如く、コンビニ弁当です』
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