出会い系DE愛
私の目の端には、旅館の人によって敷かれた、並べられた布団が目に入った。



「美波ちゃん・・・」



私は後ろから抱きしめられていた。



きゅん、と胸が鳴る。



「私、本名は、ゆりっていうの。だから、ゆりって呼んで。今だけは・・・」トオルさんは、ゆり・・・と声を漏らすと唇を重ねてきた。
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