出会い系DE愛
『返信ありがとう。とっても嬉しいです。僕と似たような境遇なのかな? でもいきなり会うのは大丈夫? 怖くはない? なんて僕が言うのも変だけど』


トオルさんは文面から見て優しい人だなぁと心があったかくなった。



『大丈夫です。もうポイントがないので、このサイトからは返信できません。直アドレスを貼りますので、よかったらそちらに連絡ください。よい返事をお待ちしています』



そう書いて返信した後、私はうきうきしている自分に気がついた。



ときめき・・・とは違うけれど、まるで恋を覚えたての子どものような気分に陥っていた。
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