不良イケメン男子校に入学します。
「はいっ。手当て完了。とりあえず湿布貼っただけだから今日帰ったら必ず病院行くのよ。」
「はい‥ありがとうございました。」
そう言って保健室を出た。
静かな廊下を二人で歩く。
「あ、三浦潤、保健室連れてきてくれて、最後まで待ってくれてありがとう‥。」
「別に。」
無表情で素っ気なく言う三浦潤。
「あぁ‥どうしようリレー‥。」
あたしが肩を落としながら言った。
「お前みんなに迷惑かけるとか思ってんだろ。」
「ゔ。」
図星をつかれた。
「あんま落ち込むな。体育祭は来年もあるし、お前のかわりなんていくらでもいっから。」
こいつ‥‥励ましてるのかけなしてるのか‥‥。
でも‥‥‥なんか楽になったかも。