少しの音
いや、この男…なんだろう。
とてつもなく私のタイプではない。
よくも私の顔を普通だなんて…

たしかに高校デビューではあったけれど、そこそこの顔はもっていた。
そんな私の顔をこの男は否定した。
許せない。


「瞬くんも普通ですね!
ちょっと期待しましたー」

これできっとメールは終わりだろう
そう思って閉じた携帯は、また光だした。


「あぁ、ごめん間違えたわ。
まじごめん。
こっちが俺だから!」


また騙すんじゃないの?
とは思いつつも気になってしまうもの。
すかさずチェック
そして口から零れた甘い音



超タイプ…
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