《短編》いじめないで! Don't bully the weak
学校を休んで親に心配を掛けたくないからじゃない。
先生から良く見られたいとか、内申書にひびくからでもない。
自分でも何故だか解らないけれど、いつも気が付くとここまで来てしまっている。
私のことを解ってくれる人も、私が思いを寄せる人も、私をちゃんとひとりの女の子として扱ってくれる人も居やしないのに。
私の心からはもう、悲鳴どころかため息のひとつだって出て来やしないのに。
なのに。
何故?
そんなの自分でも解らない。