一途愛
これじゃあ 心配でご飯も食べられないよ…。


「姫?具合悪いの?」

「ううん~~。」

「ダイエットなんかしてるからだよ。
やめろやめろ~~パパは姫の食べてる顔を見ながら
また明日も頑張ろうって力が湧くんだぞ。」

今は パパの声なんか聞こえないもん。

聞きたいのは龍の声だけ…。


早々に食べて部屋に戻った。


ルナタが私の後を追って階段を登って来た。

「ルナタ~~龍はどうしたんだろ…。」


ルナタを抱きしめた時携帯が初めて鳴った。

「あ・・・・。」


慌てて携帯を持って 深呼吸


スーーー ハァ~~~~~~


「もしもし~~!!」

「うわっ…声でけーよ!!」
龍の声

「ごめん ごめん~~~。」

「何してる?」

「今 ご飯食べて部屋にいるけど?」

「ちょっとだけ…出てこられる?」

「ん……頑張ってみる。」

「すぐ帰るからさ。
今 そこのコンビニにいるから。」


龍に会える~~~私はコートを羽織って
家を飛び出した。
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