一途愛
「大丈夫?」
美里たちがいなくなった更衣室でさっきボールをくれた
おたく系グループの子が
近づいてきた。
「悔しくて…今日は負けたくなかったの。」
思わず本音がポロリ。
「すごかったよ大関さん ね?
私スッキリしたもの。」
「私も~~。いつもひどいって言ってたんだよ。
だけど勇気なくて…見てるだけで…ごめんね。
今日ニッコリ笑ってくれて なんだか嬉しかった。」
「なんか…なんか私も…すっごく嬉しい…。」
急に涙が出てきた。
「でも私たちもひどいんだよね。
大関さんのようになりたくないから…影でしか
応援できないんだもん。」
「そんなことないよ。
そう思ってくれてただけでも嬉しい。
あの人たちのまえでは 話かけなくていいから…
こうやっていない時 私から…話かけてもいい?」
「もちろんよ。
今日の大関さん…私たちのヒーローになったの。
負けないで 応援してる人もいるってこと知っていてね。」
勇気を出して微笑みかけたのがきっかけだった。
友達って…けっこう簡単にできたのかもしれない。
私がガード張りすぎてて……
自分から遠ざけていたのかもしれない。
少しづつ私の環境が変わり始めていた。
美里たちがいなくなった更衣室でさっきボールをくれた
おたく系グループの子が
近づいてきた。
「悔しくて…今日は負けたくなかったの。」
思わず本音がポロリ。
「すごかったよ大関さん ね?
私スッキリしたもの。」
「私も~~。いつもひどいって言ってたんだよ。
だけど勇気なくて…見てるだけで…ごめんね。
今日ニッコリ笑ってくれて なんだか嬉しかった。」
「なんか…なんか私も…すっごく嬉しい…。」
急に涙が出てきた。
「でも私たちもひどいんだよね。
大関さんのようになりたくないから…影でしか
応援できないんだもん。」
「そんなことないよ。
そう思ってくれてただけでも嬉しい。
あの人たちのまえでは 話かけなくていいから…
こうやっていない時 私から…話かけてもいい?」
「もちろんよ。
今日の大関さん…私たちのヒーローになったの。
負けないで 応援してる人もいるってこと知っていてね。」
勇気を出して微笑みかけたのがきっかけだった。
友達って…けっこう簡単にできたのかもしれない。
私がガード張りすぎてて……
自分から遠ざけていたのかもしれない。
少しづつ私の環境が変わり始めていた。