一途愛
龍の家に行くと ルナがでむかえてくれた。

「ただいま~~ルナ~~。」

龍の顔がとろけそうで 私はルナに嫉妬しちゃう。

「何してた?ばーちゃんに喰われてなくてよかったな。」

ルナはちょっぴり苦しそうに体をそらす。

「何よ冷たいぞルナ。」


あ~~~ルナになりたい~~~!!!

心の中で叫ぶ。

「おかえり 誰が食うって?」

おばあちゃんが出てきて 私に気づいて

「あら…いらっしゃい。」と言った。

「こんにちわ。おじゃまします。」

「いいじゃない~~伊織がやったんでしょ?
この間の子と違うみたいで…可愛いっしょ~~。」

「おねえさんにはすっかりお世話になって。
おかげさまで なんだか人生も変わりそうです。」

「人生かい!?」おばあちゃんは目を丸くした。

本当にそうだった。


変われそうなそんな期待が持てたのも…おねえさんの
技術と龍の愛

本当にお世話になっている。

「そうだ 秀樹から電話来てたんだけど?
龍の携帯にかけても出ないってさ。
なんでさ?かけてやんなさいよ。」

「わかった。」

龍の顔が一気に曇ったのがわかった。
< 122 / 416 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop