一途愛
あの後 二人はどうしたんだろう。


龍があのまま ミチルをおいて私を送ってくれたら
私は龍をこのまま受け入れることができたけど

龍が私よりも
ミチルを選んだことが悲しかった。


まだ愛がそこにある


そう付きつけられたようだった。


ただいろんな事情であきらめることしか
できなかっただけのことで…


心はまだミチルとつながっているって
そう言われたようだった。

「最悪・・・・・・。」


衝撃的な出来事を目の前で見て
私はかなりのダメージを受けていた。


その夜 龍から


「今日はごめん。」メールが来たけど
とても返信する気分にはなれなかった。


「姫 ごはんよ~~~。」ママの声


「いらない!!」と答える。


胸が苦しくて ご飯なんか食べれないもん……。


「ミャー。」


ルナタが布団をかぶった私の腕に頭を乗せて

ゴロゴロ言った。


「ルナタ……どうしたらいい?
苦しくて 死にそうだよ……。」

朝まで眠れなかった・・・・・・。
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