一途愛

「あ　あ　あああ・・・・・。」

言葉が出てこない。

「こんにちわ。　宗方　龍　って言います。
転校してきて　姫さんにはすごくお世話になって
仲良くさせてもらってるんです。
よろしくお願いします。」


これまた爽やかに挨拶をした。

「え　え　ええええ・・・・・。」

パパったら　私と同じリアクション・・・・・。


「あら　きみは～～～！！
あのイケメンくんじゃない～～～。」

ママのテンションが上がってるのは　その通りで

「パパ　ほら話したでしょ。
ドッチボールの時の　イケメンくん。」


「あ　あ　あああ・・・・・・。」


「この間は助けてくれてありがとうね。
何？仲良くしてるの？うっそ～～～マジに～～？
あ　そう　そうなんだ～～～姫ったら～～
そういうことなの？」


さすがママだ


「うん　そうなの。」

「お付き合いさせてもらっています。」
龍がハッキリいったので
私は慌ててじたばたした。


パパは　ただ唖然としてるばかり・・・・。

「入りなさい～～。ほらほら～～。」


ママのおかげで第一関門突破した。