一途愛
「おはよう。」後から声をかけられた。
まさか自分だとは思わなかったから 歩き出したら

「おはよう。大関さん。」


え・・・・・?


恐る恐るふり向くと 体育の時間話をした
二人が笑っていた。

「あ~~びっくりした。おはよう何て言われたの
初めてだから。」

「私たちもびっくりしたよ。だって大関さんじゃないんだもん。
ダイエットしたの?すっごい変わっちゃって
最初どうしようっていってたけど
ゲキ飛ばしてたから 思わず声かけちゃった。」

「うれしい
でも私と話してたら やばいでしょ。」

「そんなことないよね。
うちらもこれから 堂々と話しかけるから。
きっとね 話たい人もたくさんいると思うよ。
美里たちには頭に来てるんだもん。ね。」

「いっつも悪口大会してるよ。
だからね三学期は絶対 大関さんと仲良くなろうって
決めてたんだもんね。
仲良くしてくれる?」

「え~~~ほんとに?
ほんと?すごく…ドキドキしてる。
友達なんて…どうしよう~~~
うれしすぎるよ。」


私の胸は熱くなった。


「じゃあ これから姫って呼ぶからね。」

「変な名前でしょ・・・・。」

「うらやましいと思ってたよ。
今は もう名前負けしてないから。」


「姫 一緒に教室行こう。」

二人が両脇から腕を組んでくれた。
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