一途愛
「大関姫調子こいてね?」

美里グループから声がした。

胸がキューーッてなったけどすぐに亜美が話しかけてくれて
その声がいやな声をかき消してくれた。


「ありがとね。」

亜美に言うと

「気にしちゃダメだよ。」

うれしかった。
一人じゃないって・・・・・。

「今日 うちに遊びにおいでよ。」

「あ・・・・今日は・・・・・。」

まだ龍の都合を聞いてなかった。


「みんな来るから。」


「ありがとう……。もしかしたら予定が入るかも知れなくて
もしなかったらお邪魔したいな。」


「うん じゃあわかったら教えてね。」

亜美はそう言うと席に戻った。


この間までは教科書に二人で暗号書いてたのに
もう一生席替えしなくていいのに……



バイトはあるのかな。


たまには ふたりで一緒にいたいな。


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