一途愛
今日は日曜日でひさしぶりのデート。
この日をずっとずっと待ち望んでいた私

ママが
「すっごく嬉しそうね~姫~~。」とからかう。

「だってひさしぶりなんだもん。」

「あの子なら ママもテンションあがるわ。
また連れてきてよ~~。」

新聞をバタンと閉じてパパが 
「姫 男に振りまわされる女になるなよ。」
なんて言うから

「パパやきもちやいてるんだわ~。」とママにつっこまれる。

途中のコンビニで待ち合わせ。
私服の龍もめちゃめちゃかっこいい。

思わずうれしくて腕を組んだ。

「ん?」龍もニッコリ。

「嬉しい~~ずっとデートできなかったから。
だって土日もあるんだもん。
どんだけ勉強したいの?その子。」

思わず本音がポロ・・・・。


「ごめんな。なんか急に勉強に目覚めたみたいだから
そういうとこ大事にしてやりたいなってさ。」

「へ~~龍 先生みたいだね。」

思いがけない龍の言葉にビックリした。

「俺さ・・・あ・・・やっぱやめた・・・。」

「え?何?途中までって感じ悪い~~。」

龍が自分の髪の毛をボサボサにした。
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