一途愛
しばらくして携帯が鳴った。

龍からだった・・・・。
急に後ろめたい気持ちになる。

「俺　トイレ行ってくるわ。」
気をきかせたのか　綾人が立ちあがった。

「もしもし・・・。」

「今日はごめんな。」

「いいよ。それで葉月ちゃんは？」

「病院に連れてった。」

「おつかれさま。」

「今さ　姫の家の前にいるんだけど・・・・。
ちょっと出てこられるか？」


やばい・・・・やばい・・・・


「今　まだ…外にいるの。」後ろめたさがまた増えて
おかしな汗をかいている。


「まじ？どこ？」

私は今いるところに隣のショッピングセンターの名前を言った。

「これから行くわ。
じゃあ　あと２０分後　一階のテレビの前な。」

龍は私の言葉も聞かずに電話を切ってしまった。


後に綾人がいて　笑顔で席に腰かけた。

「あの…ごめんね　２０分後に待ち合わせしちゃって。」

「彼氏？」

「うん。今　近くにいるっていうから。」

「そっか～～わかったよ。
って彼氏って伊織店長の　弟さん？」

綾人はコーヒーに口をつけた。
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