一途愛
忍び寄る暗雲
授業に集中できなかった。
この間の続き・・・・・・。

今日の下着・・・・・
とりあえず なんとかクリア・・・。

学校を出てから手をつないだ。

下校中の生徒たちがみんな注目するけど
もういいよ~~うらやましいでしょ?

前はその視線から どんな会話してるのか想像したけど
私はずい分強くなった気がする。
愛されてる自信ってやつ?


龍は・・・信じられる。
龍は裏切らない・・・・。

嘘つかないよね。


それは龍とこうして心を通わせて私が成長したってこと。

龍についていけばいい……。

「何?」龍が私を見た。

「ううん。幸せだなって思って。」

「俺もだよ。ここにきて俺変われたよ。
素直に生きれる。
あの夜 姫にあわなかったら 俺はきっとここにはいない。
絶望したまま どこかをさまよってた。」

「私だって龍がいなかったら
人の目に怯えて 自分が大嫌いなまま生きてた。」

「出会えてよかった。」
龍の言葉が嬉しかった。

「ルナタとルナのおかげだね。」

「うん。今日は美味しいおやつでも買ってやろうか?」

「賛成~~。ショッピングセンターの中のペットのとこに
美味しそうなおやつがあったよ。」

「んじゃ 帰り寄ろう。
俺は今は 早く二人になりたい気分 優先だから。」

龍が手をギュッって握った。

「エッチ……。」恥ずかしくて腕に顔を埋める。


幸せな帰り道だった・・・・。この瞬間までは・・・・。
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