一途愛
今 輝いて・・・・
「私がもらっていい?」

でき上ったプリクラを見てる龍に言った。

「何で?」

「え?だって・・・・。」

「これ すごくいいな。俺も欲しい。」

私は満面の笑みでピースサイン
龍はそんな私を指さして笑ってる。


一生懸命の笑顔は 本当の顔じゃないんだよ。
本当は不安で 泣きたくて たまらない。


「じゃあ・・・。」


はさみで半分に切って龍にわたした。

「大切にする。」


「うん 私も。」


多くは語らなくても これがもしかしたら
最後のツーショットになるのかもしれないね。


車に乗ったら CDがかかった。


「これ私も好きだよ。」

「マジ?俺 好きなんだ~~~。
なんかうれしいな。姫と同じものに感動できて。」

「うちら 少し似てるかもしれないね。」

「かもね。俺には姫のこと感じる力があるのかな。」

「私もあるよ。」



だから悲しいんだようちら・・・・。
お互い手さぐりで 言葉を探してる。
相手を傷つけないように 慎重に・・・・・。


昔みたいな 言いたいこと言い合えた
あの頃にはもう戻れないのかな。
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