一途愛

「どうしたの？ルナタくんにおみやげ？」

「ああ…ルナタ死んじゃって…やっと立ち直ったとこです。」

「まぁ！！！」おばあちゃんが驚いた顔をしていた。

「ルナは元気ですか？」

「それがね…ルナも一週間前に…。」

「え・・・・。」私は絶句した。

「突然だったんだよ。」

おばあちゃんの話を聞いて私は　泣きそうになった。
ルナタと全く同じ症状だった。

ルナはその前から元気がなくて　病院にかかって
いろんな治療を受けていたらしい。
龍がお金は自分が払うから絶対に死なせないでくれって
大学病院にまで連れて行ったけど
結局龍の腕の中で　命を閉じたと言っていた。

「きょうだいだったから…かな。
ルナタに呼ばれたのかな……。」

「ね・・・龍に会ってないの？」伊織さんが怪訝な顔をした。

「一度だけ…会いました。」

「連絡とりあってないの？」

「ちゃんと別れたんです。」

「は？」伊織さんの顔が怒りに変わった。


「あの　バカ・・・・・・。」

「大丈夫ですやっと自分の胸の中では終わらせました。
あとは時間が解決してくれると思います。」

伊織さんの怒りの表情が怖くて
思わずドキドキした。