一途愛
「自信有る私を 撃沈するのは姫でしょうが。」

ドキンとした。

「宗方の時 私がどんなに傷ついたか…。」
みんなが笑いながらうなづく。

「ね?みんないい気味だって思ったんでしょ?」

「思ってたよ~~~かんぱ~~い!!」

ほんと今だから言えることだよね。
ごめんね美里。

「そんでもってその彼はどんな女が
忘れられないって言ってんの?」

「スランプから救ってくれたんだって。
おかげでこの仕事を続けてこられたって言ってた。」

「それは強力なライガルだね。
今はどうしてんの?」

「なんか純愛だったからラブラブしてるんじゃね~
ってふられたらしいわ。」


「ふられた同志 はやくくっつきなさいよ。」

一瞬

まさかって思った。

綾人のシャンプーを褒めた時から
人生が変わったみたいなこと言われたっけ。


いや まさかね


私もいつからそんな自意識過剰になったんだか
自分を帰りみなさいってね・・・。


「そうそう綾人が心配してたよ。
どうしたって。だから別れたらしいって言ったら
なんだって怒ってたわ。力不足だったのかなって。」

「力不足だなんて・・・
めっちゃ褒められたよ~~。」
私が言うと

「何?のろけ?笑えないのろけだよ~~~。
かんぱ~~~い!!!」

大爆笑。
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