一途愛
綾人は 笑顔でいろいろと買ってくれた。

「そんなにいいよ。私これだけでいいってば。」
横縞のベビー服

「いやいやちょっと待ってや。これは?」

結局 五点も買ってくれて
新しい住所に配送してもらうことにした。

「写メ送ってな。これ着てる赤ん坊の。」

「うん。ありがとう。
楽しみだな。この子がこれ着てくれるの。
ほんとにありがとう。」


「何かあったら遠慮すんなよ。
おまえは俺の片想いの女なんだから
俺の想いも背負って ちゃんと前向いて歩けよ。」

「プレッシャーだな~~~。」


握手した。


「幸せになれそうな方向を選べよ。
よく考えてさ。」


「うん ありがとう。」


美里がやってきた。


「ごめん ごめん~~~。
綾人さんありがとうね。」

「おう じゃあ またね。
元気な赤ちゃん産めよ。美里またな。」


綾人の車が動き出した。



美里は大きく手を振った。
まるで子供のように 

可愛いな~~~美里。
想いが叶うように祈ってるよ。


三日後 私は 龍から 少し遠いところへ 逃げた・・・・・。
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