一途愛
北海道に逃げてきた。

ミチルも全部捨てて・・・・・
かあさんが待ってる天国というところに
いつ行こうか 死ぬ勇気を貯めていた。


もうすぐ満タンになる時 自殺実行日に俺は
ルナとルナタに導かれ

運命の出会いをしたんだった。


あれから何年たったんだろ。
あの頃に戻れたら


絶対に道を誤らない・・・・・・。
あの柔らかい手を離さないのに・・・・・・。



俺の知ってる安心できる場所から
姫が姿を消した。


何度もこうして 姫の部屋の電気の灯りを見ては
ここに愛する人がいるんだと安心した。


ストーカーだな俺・・・・・。
どんだけ俺はおまえがいないとダメなんだろう。


あの日・・・・
偶然見かけた・・・・・
あの光景が頭をよぎる・・・・。


目の前がまっくらになった。


嘘だよな?
違う男のものに なったのか?
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